defense mechanism
defense mechanismは、文脈によって心理学的な意味と物理的・生物学的な意味の二通りに使い分けられます。心理学的な文脈では、ストレスや不安から精神的な均衡を保とうとする無意識の働きを指し、生物学的な文脈では、外部からの攻撃や病原体から身を守るための具体的な仕組みを指します。
心理学的側面と物理的側面
心理学的な意味で使われる場合は、日本語では防衛機制と訳されます。これは、本人が意識的に行う戦略ではなく、無意識に作動する心の仕組みである点が重要です。例えば、不都合な事実を認めない否認や、自分の感情を他人のせいにする投影などが代表的な例です。
一方で、生物学や工学などの文脈で使われる場合は、防御機構と訳されます。これは、皮膚によるバリア機能や、免疫システム、あるいは機械的な保護装置など、物理的に実在する防御手段を指します。
類義語との使い分けdefense mechanismは、システムとしての仕組みに焦点を当てた言葉です。単に身を守る行為を指す defense や、具体的な対策を指す protective measure とは異なり、自動的に、あるいは構造的に組み込まれている反応プロセスを強調します。
心理学的な文脈:coping strategy(対処戦略)は意識的な努力を含むことが多いですが、defense mechanismは無意識的な反応を指します。
物理的な文脈:security system(セキュリティシステム)は人為的に設置された監視や警備を指しますが、defense mechanismは生物が本来持っている本能的な防御能力などを指す傾向があります。
意味
現実を歪めることで、不安や内部葛藤から自分を守ろうとする、心による無意識的な心理戦略のこと
He used denial as a defense mechanism to avoid facing the truth about his failure.
彼は自分の失敗に関する真実に向き合うことを避けるため、防衛機制として否認を用いた。
攻撃、感染、または損傷から生物や構造物を保護するために設計された物理的または生物学的なシステムのこと
The skin acts as the body's primary defense mechanism against external pathogens.
皮膚は、外部の病原体に対する身体の主要な防御機構として機能する。